嬬恋村は夏秋キャベツの産地として有名です。夏から秋のキャベツ出荷量が全国1位で、7⽉から10⽉末にかけて約1億5000万個ものキャベツが嬬恋村で作られています。
嬬恋村は標高が高く、朝と夜の気温差が大きいため、キャベツづくりに向いています。また、浅間山などの火山に囲まれていて、火山灰を含む排水の良い、黒い土(黒ボク土)が畑に多いこともキャベツづくりに適しています。
そうした気候や土壌の条件によって、甘く、水々しいキャベツができています。
キャベツと一言で言っても実は、嬬恋村では約35品種ほどのキャベツが作られています。
キャベツの品種
嬬恋村の農地は広大で、嬬恋村内でも各農地の標高には差があります。そのため、多くの品種のなかから、その場所と季節に合った品種が育てられています。
一般的に、柔らかいキャベツは生食に向いていて、しっかりしたキャベツはロールキャベツのような煮込み料理に向くとされています。
初恋
[ 特徴 ]
嬬恋の柔らかキャベツとして、ポピュラーな品種です。
419(麗峰)
[ 特徴 ]
レタスのような食感で、とても柔らかい上に割れやすく、栽培するのが難しい。
輸送面等の問題から、基本的に嬬恋村内や近辺のみでしか出回らず、幻のキャベツとも。
直売所に並んでもすぐ売り切れてしまうことも。
嬬恋村の農業地域では、一面のキャベツ畑の風景が広がっています。
キャベツ畑スポット
広大なキャベツ畑は嬬恋村の個性的な風景となっています。
一面のキャベツ畑は、キャベツの収穫が始まる前の6月頃から、収穫が終盤に入る前の10月頃までが見頃と言われています。
キャベツ畑の中を通る「つまごいパノラマライン北ルート・南ルート」は、ドライブしながらキャベツ畑を楽しめます。
愛妻の丘
つまごいパノラマライン北ルートの途中にある「愛妻の丘」は、観光客や地元民からも人気のスポットです。
高くそびえ立つ浅間山をはじめ、360度の絶景を見渡すことができます。ベンチではゆったりとキャベツ畑を眺めることもできます。
カラマツの丘
つまごいパノラマライン南ルートの近くにある「カラマツの丘」も、人気のキャベツ畑スポットです。
駐車場などはありませんので、周囲へのご配慮を忘れないようお願いいたします。